うつ病無職デザイナーのメンタル備忘録

うつ病適応障害と診断されて3年近く経ちます。 最初はうつ病と診断されて、当時の会社を退職。 その後別の会社に就職して引越し・転院した際、病名が適応障害になりました。 その会社がその後お亡くなりになってしまい、そこから約1年、傷病手当をもらって生きています。

最近「muute」なるジャーナリングアプリを始めて1ヶ月弱になり、ちょっとだけメンタルの推移が分かってきたので自分の取説備忘録として書きます。 https://muute.jp/

カンタンにmuuteとは

自分の気持ちや状態、何があったかをテキストに簡単におこす→その投稿に関する感情・何についての事柄かをタグ付けし、それらの積み重ねで自分のポジ↔︎ネガの比重や何に重きを置いているか、特定の事柄とどんな感情が結びついているか を言語化・視覚化してくれるサービス。

わかったこと

メンタル変化のサイクルが明確になった

自分は女性で、月ものの周期があるので1ヶ月単位で変わっている気がする。

サイクルがある事はなんとなく把握しつつも言語化や具体的な認知ができていなかったので、これは助かった。

どのように変化しているか

クリエイティブやりたい期

やりたいプロダクトの調査や企画書作り・グラフィック/Webデザイン・イラスト描き など、クリエイティブな事が楽しい。

脳も働きやすくタスク化ができて、それを遂行できる。

日常を穏やかに過ごしたい期

「何か作りたい欲」が一気に消滅して、家事はじめ日々起こる何かでの達成感で満足する。 脳死で進められる書類作業的な事が比較的向いている。

この期間はうまく自分のモチベーションの箪笥を引いてやればものづくりにも動ける。

ド鬱イライラ期

ただひたすらに寝ていたい。悪夢でよく眠れない(最近は抽象的な悪夢になってきたのでまだ快方傾向)。 生活の不安ばかり頭にあって、同居人に当たってしまったりする。 ネガティブ寄りの思考も発言もやめられない。まさに噴出。

この3つのループ。

全体的な傾向

喜びや楽しさを感じる時同時に罪悪感や不安を感じている。

例)

元気があって、クリエイティブな活動をできた時、達成感や喜びを得る

 →こんなに色々できて元気なのに『病気で働けない』のは本当は病気じゃなくてただの甘えじゃないのか

日常の家事を終えて「満足」「スッキリ」な気持ちの時

 →こんな穏やかな生活を人の納めた高い保険料で送っていいのか。自分は社会の金食い虫じゃないか。

 →「何か作っているのが楽しい」でないといけないのに穏やかな日々で満足している自分はクリエイティブをするべき人間ではないのか。

 →健康なのに、やりたいことリストをこなせない穏やかな(=怠惰な)自分はもう働けないのではないか。

また働くためにどうするべきか

  • どのサイクルの時でも制作できるようになる
  • 負荷のレベルを少しずつ上げる
  • 進むことも引くことも恐れない

所感

感情推移記録を取るだけでここまで言語化できる事が驚き。もっと早くに日記療法に出会っていれば良かった。

このサイクルを受け入れ、少しずつでも慣らしたり振れ幅を減らしていく事でなにか作れるようになっていくと信じたいので、もうしばらく自分観察をしてイマジナリーフレンドを作っていきたいと思う。

第一歩としてプロボノでデザインをすることに向かって動き始めているので、実際に人と動いてどうなるかの経過をまた観察したい。